いちやまマート採用サイト インタビュー01 代表取締役 三科雅嗣「いちやまマートのこれまでとこれから」

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代表取締役 三科雅嗣

今が「時代の転換点」

今、「時代の転換点」にあります。
このパンデミックは今までの価値観を大きく変え「時代の転換」を後押ししています。お客様の購買行動も変わり、スーパーマーケットも大きく変わる転換点にきています。
まず、多少値段が高くても「美味しい」ものが売れるようになったということです。 1枚400円の大きな冷凍ピザを販売することにしました。一般の冷凍ピザよりも少し価格が高いのですがスペインから輸入した良品でした。この商品を比較販売するために、国産小麦を使ったとても美味しいピザですが1枚700円もするワンサイズ小さい冷凍ピザを並べて販売したのです。当然400円のスペインからの輸入ピザが売れると思っていました。しかし、ふたを開けると700円の国産小麦ピザがどんどん売れて、すべてのピザの中で1番になったのです。私も驚き、「美味しい」ことが大事だと改めて感じさせられました。
2番目に、にますます「健康志向が高まった」ということです。免疫力アップの意識が高まるとともに、「健康」に対する考え方が変わってきたと実感しています。
3番目に、「簡単に調理ができること」が求められていることです。共働きが当たり前になり、両親からもダシの取り方さえ教わらない人が増えてきました。
「美味しく」、「健康に良い食品」で「簡単に調理ができる」、このニーズに応えていく努力をしています。

時代の先端を走るローカルスーパー

共働き世代も増えてきてスーパーマーケットに求められるものが変わってきました。 1つは、「食材・食品」だけを販売する時代が終わり、今日の「食卓」を提案することが求められています。 しかし、一般的なスーパーマーケットでは「部門別管理」が進んでいて、担当売場が決まっているのですね。豆腐売場には豆腐の担当者がいます。売場も限られているので、豆腐以外の「麻婆豆腐の素」が陳列されるのは嫌がるのです。 しかし、お客様は今日の「食卓」を探して来店されます。豆腐の近くに「麻婆豆腐の素」があった方が良いのです。いちやまマートでは、お客様にとって買いやすい売場を第一に考えて展開できる仕組みがあります。 さらにテレビモニターを設置して自社で製作した料理動画を流しています。豆腐売場の隣に「麻婆豆腐の素」を陳列し、料理動画が流すことで、「簡単に料理ができる食卓メニュー」の提案を行っているのです。実際に、「豆腐」も「麻婆豆腐の素」も両方ともよく売れるのです。
また、「お客様のご自宅に商品をお届けする」というネット宅配モデルが伸びてくると考えています。それを踏まえ、2020年からネット宅配サービスをはじめています。
美味しくて安心安全な食品も今後伸びていきます。当社が開発するプライベートブランド「美味安心」は、化学調味料、合成着色料、合成香料、合成保存料無添加の商品です。「美味安心」は、「食卓」を提案するために欠かせない中核的な商品として育成していっています。こうした「美味しさ・健康・安心・安全」をテーマに食品を開発しているスーパーマーケットは他になく、実は、北海道から九州まで全国60社以上のスーパーマーケットで賛同され取り扱って頂いています。
こうした取り組みで、いちやまマートは時代の先端を走っているのではないか、と自負しています。
いちやまマート採用サイト いちやまマート美味安心ラインナップ

「美味安心」誕生のエピソード

私の父は55歳で、兄は46歳で亡くなりました。特に、3歳違いの兄が亡くなった時はとてもショックでした。健康というものに対して問題意識を持ったのはその時です。「食品スーパーの立場で健康にお役立てできないか」と考え始めたわけですね。
もともと当社のプライベートブランドは、一般商品よりも安い「価格志向」の商品でしたが、あまり売れていませんでした。そこで、売れないなら、少し高くてもお客様の健康にお役立てできる商品を開発したい、という想いで美味安心を開発しました。最初はそんなに売れないだろう、と思っていましたが、意外にも売れたのですね。本当にお客様が求めているのは「価値のある商品」なのだなと感じたわけです。

自分のアイデアを生かせる職場環境

全国のスーパーマーケット50社ほどが集まる勉強会の中で販売コンクールを行います。各社、創意工夫して取り組み、1番を目指します。昨年、当社の一宮店がある商品の販売コンクールで727店舗中1番になりましたが、その販売コンクールに中心的に取り組んだのが昨年入社した新入社員だったです。新入社員でも、自分で考えて売場で実践することを大事ですし、自分が行った創意工夫は、すぐお客様に認めて頂けます。スーパーマーケットの醍醐味でもありますね。

お客様に認めて頂くということ

「お客様に認めて頂く」とは、簡単にいうと、商品が売れているか売れていないか、ということです。自分が行った提案をお客様に認めて頂けると商品が売れます。お客様と一括りでいっても千差万別です。 今年いちやまマートは16店舗になりますが、面白いことに、お店ごとに個性が違います。お年寄りが多い地域、若い世帯が多い地域によってお客様のニーズも異なります。長野へ行けば食生活そのものも違います。山梨県内でも甲府・塩山・富士吉田地域でも違います。 だからこそ、各店舗で考えて売場で実践できる自由なスタイルを大事にしています。やりがいを持って前向きに楽しく働いていける環境を作っていきたいと考えています。
いちやまマート採用サイト 城山店看板と富士山

いちやまマートで活躍する人の3つの特徴

第一に、「食べること」が好きな人ですね。
そのためには、遠出してでも食べたい、お取り寄せしてでも食べたい、と「食べること」に興味、関心がある人です。「食べること」を楽しめる人は、お客様が楽しめる創造的な商品開発や売場作りができる人が多いですね。
第二に、よく考えて実行する人ですね。
例えば、お肉の売場は年中同じ商品が販売されています。つまり、寒い時期は鍋中心、春から夏になると焼肉といったように、お店側が提案しないと季節感は出せないのです。だから社員も努力します。無添加のタレを開発したり、POPで演出したり、そういった熱意はやっぱりお客様にも伝わるのですね。当然、数字もグングン伸びていくのですよ。努力の結果がすぐ数字に出てくるので、やりがいも感じやすいですね。
第三に、失敗を恐れずチャレンジする人ですね。
失敗をしても、失敗から学び、次に活かせる人は成長します。成長によって豊かな人生が送れるようになります。その意味で、失敗を恐れず、どんどんチャレンジしてほしいですね。

学生の皆さんへのメッセージ

スーパーマーケットは「ライフライン」としてその重要性を見直されました。 これまでのスーパーマーケットは、ただ食材提供をするだけでしたが、「外食に負けない美味しい料理」、「簡単に調理ができる」ものが求められるようになりました。 「美味安心」の商品開発を通して、トマトソースや麻婆豆腐の素といった「外食に負けない美味しい料理」「簡単に調理ができる」タレ・ソースの開発に力を入れています。
パンデミックをきっかけに「健康」への意識が高まりました。
当社が理念である「健康的な食生活」実現への取り組みは、全国のスーパーマーケットの中でも先端を走っていると感じております。
「時代の転換点」という、とても面白い時代に社会人になれる事は幸せだと思います。「時代の転換点」ということは、新しい価値観が生まれるということです。過去にとらわれず、チャレンジできる若い力に期待しています。いっしょにチャレンジしていきましょう!

「いちやまマート採用PV」でもっと詳しく

入社17年 一宮店 店長 天野直仁

入社1年 城山店 グロサリー部 天野慧

入社30年 上野原店 店長 坂本和也

入社1年 城山店 グロサリー部 天野慧

入社7年 一宮店 グロサリー部課長 宮本一樹

入社16年 グロサリー部バイヤー 水上正博

入社4年 玉穂店 レジ部  齊木由菜

入社4年 上野原店 レジ部課長 坂本莉栄

株式会社いちやまマート 会社概要

創業 1958(昭和33)年4月
設立 1964(昭和39)年7月
資本金 4,995万円
代表取締役社長 三科雅嗣
従業員数 1,400名
【店舗数】甲府市内に4店舗、富士吉田市、富士河口湖町、甲州市、山梨市、中央市、笛吹市、上野原市に1店舗、甲斐市に2店舗、長野県に2店舗
合計15店舗
【事業内容】スーパーマーケット、生鮮食品・一般食料品・菓子・日用家庭用雑貨・酒類などの販売(ベーカリー・寿司(一部)・惣菜は直営にてインストア)、ドラッグ部門
© 2022 株式会社いちやまマート